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SLEEVE BAG と 卒業式

たくさんお問い合わせをいただいておりました、
HIROCOLEDGEの『SLEEVE BAG』。
 
14_sleeve_bags
  
とうとう、HIROCOLEDGE STORE
お買い求めいただけるようになりました!
 
42_sleeve_bags
 
私もかなり使っていますが、なかなか便利。
お買い物した時にもらう紙袋に、
バッグに入らないちょっとした物を入れて出掛けることってあるでしょ?
そんな紙袋くらい気軽に使えるのよね。
でも、使い捨てではないし、紙袋みたいにかさばらないのも魅力的。

と、使ってみて実感。


なんて、営業トークしてる場合じゃなく、
わたくし、明日、晴れて卒業でございます!
(卒業式、何度目?という感じですが。。。)

10時からリハーサルらしいので、早起きです。
いつも以上に気合い入れて着付けます。自分に。。。

卒業式レポはまた後日!
 
 

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手ぬぐいを染める

先日の大阪出張でおじゃました、注染工場。
HIROCOLEDGEの手ぬぐいを染めてくださっているところです。

注染(ちゅうせん)とは、その名の通り、染料を注いで染めるから注染。

明治時代に合成染料が輸入されるようになり、発展した染色技法。

手ぬぐい約20枚分の長さの晒(一疋(いっぴき/反物2反分)と数えます)を
手ぬぐいの長さに畳みながら、生地と生地の間に糊を置いていきます。
 
Photo
 
この写真、ちょっとわかりづらいですが、
職人さん右手の大きなボールに入っているのが糊。
土と海草でできていて、水洗いで落ちる天然成分の糊。
生地の上に型紙を置いて糊を引き、型紙を上げて生地を重ねて、型紙を置いてまた糊。
型紙を上げてまたまた生地を重ねて、型紙を置いてまたまた糊。
の、繰り返し。
わかりづらい?
これを見たらわかるかな?
 
Cyusen_process_2
 
重ねた生地を染料が貫通して、一度にたくさん染められる。
だから裏も表も同じように染まるし、とても効率のいい技法。
顔料でプリントするのと違って表裏がないし、
通気性や吸水性も損なわないのもいいところ。

 
糊を置く職人さんは、一日中糊置き。
各工程をその専門の職人さんが行なう、分業制。

糊置きの次は染め。

Photo_2
 
色と色の間に生クリームをしぼるように糊の壁を作って、染料をせき止めます。

色と色が接してる場合は、壁を作る隙間がないから2度染め。
つまり、すべての行程を2回繰り返す。
糊置きして染めて洗って乾燥×2
柄が複雑だと4回染めなんて場合も。すごい!


職人さんが持っているじょうろ。
このじょうろの口。水切れ良すぎ。
水切れが良くないと、染まってはいけない場所に染料がたれてしまうからなのですが、
これを作る職人さんがもういないって。
廃業していく注染工場から引き取って、大事に使っているそう。


伝統技術を残していこうと思っても、材料を作る人や、道具を作る人がいなければ、
その技術を活かす事ができない。
例えば、手ぬぐい制作の一部の工程で使われる道具がひとつないだけで、
注染はできないなんてことになる。
そうなれば、手ぬぐいは違う技法で染められて、
風合いが変わってしまうかもしれないし、値段だって高くなってしまうかもしれない。。。

世界中どこもそうだし、どの伝統技術をとってみても、そういう問題を抱えてる。


あ、話がそれましたが、染め上がり。
 
Photo_3
 
まだ濡れてるから、色が鮮やか。
写真は各工程のメインショットだけですが、実は、
合間にも細か〜い作業があって、すごく驚きました。
繊細にケアしながら、大胆に染める。
感動的。


そして、水元(みずもと/水洗いすること)。
  
Photo_4
 

自然乾燥。
 
Photo_5
 
6、7m程の高さからつり下げて乾燥させる。
上の方の足場に人がいるのが見えます。
すぐ乾くのも、手ぬぐいの利点。


この後、整理屋さんに引き渡し、きれいに皺をのばして、裁断。
手で一枚ずつ切っていくから、斜めに切れていたりする場合もあるけれど、
何度か洗うと、自然に緯糸(よこいと)がほつれてまっすぐになる。
そのほつれも、洗っているうちに生地の目が詰まってきて止まる。

そうそう、手ぬぐいの端がなぜ縫われていないかというと、
昔、下駄や草履の鼻緒が切れたときや怪我をしたとき、
手ぬぐいを手で縦に裂いて使っていたそうです。
手で裂きやすいというのがポイント。
そして、タオルの端のように厚い部分がないから、すぐ乾くし、雑菌も繁殖しにくい。
好きな大きさに切って使っても、もともと切りっぱなしだから気にならない。

もちろん手を拭くという用途のほかに、体を洗ったり、
ホコリよけや日よけに頭にかぶったり、首に巻いたり、腰に巻いたり。
たくさん使って風合いが柔らかくなったら、赤ちゃんのおむつに。
その後は雑巾に。
そして、昔はこの後にも用途が。
それは、お風呂を沸かすための燃料として燃やすということ。
綿100%だからできること。


タオルとはまったく違う存在。
江戸時代はリサイクルが当たり前だったという。
まずは、その時代に存在していた精神性だけでも見習いたい。


この注染という技術は、かなり貴重。
工場や職人が減っているのは、必要がない時代だから?
手ぬぐいは最近かなり見直されてはいるけど、
新たに職人になる人が増えているわけではないし。。。。

でも、もしも時代に合っていないからと消えてしまいそうになっても、
未来に伝えていくべきものだと思う。
日本には、こんな特殊な面白い技術があったということを。
注染だけではない。
すべての日本の伝統技術、伝統文化に言えること。


手ぬぐいを手に取る時に、見た目の善し悪しだけでなく、
職人さんや注染という技術のことをすこしでも思い出してもらえたら私も嬉しい。


モノの裏側にあること、知れば知るほど愛着も沸く。

そのモノの裏側を知りたいと思ってもらえるようなもの、
興味を持ってもらえるようなデザインをすること。

それが私の役目。
  
 

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SLEEVE BAG

現在、国立新美術館で開催中の「HIROCOLEDGE TENUGUI展」。
3月3日まで期間が延長となりました。

今回は手ぬぐいを中心に販売しておりますが、
手ぬぐいよりもご好評いただいているのが、『SLEEVE BAG』。

以前は、手ぬぐいバッグと呼んでおりましたが、
きちんと名付けて、意匠&商標を出願中です。

Sleeve_bag_il

『SLEEVE BAG』とは。。。

着物の袂(たもと)同じような平らな形状で、
むかしむかし着物が日常着であった頃、荷物を袂に入れていたように、
「いつでも使える収納バッグとして常に持ち歩いてほしい」という気持ちが込められています。
また、袂には「そば・かたわら」という意味もあり、
エコバッグとして身近な存在となってほしいとの思いから
『SLEEVE BAG』と名付けました。

このバッグ、手ぬぐいをまったく切らずに、縫い合わせるだけで作られています。
ボタンやファスナーもついていないから、
何度も洗ってボロボロになったら、雑巾にして燃えるゴミに。

先日の大阪出張でもお会いしてきた、注染の職人さん。
(注染については後ほど)
私が思っていた以上に、HIROCOLEDGEの手ぬぐいを
手間と時間をかけて染めてくださっていました。

そんなふうに生み出された手ぬぐいを、少しも切って捨てたくない。
だったら手ぬぐいのままの方がいい。
でも、手ぬぐいだと使い道がわからないという方にも、
手ぬぐいに触れて欲しい。

というわけで、誕生したのが『SLEEVE BAG』なのです。

Ren_photo
 
 
環境に対して、他人に対して。
少しずつでも何かできる事。
ストレスなし、もしくはそれを楽しめるような。
その手助けができるようなモノが作れるといいな。
 
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「HIROCOLEDGE TENUGUI展」
期間:1月9日(水)〜3月3日(月)
場所:国立新美術館地下1階「スーベニア・フロム・トーキョー」
営業時間:10:00〜18:00(金曜日のみ20:00)
定休日:毎週火曜日(祝日または休日にあたる場合は開館し、翌日休館)
国立新美術館:東京都港区六本木7-22-2/電話:03-6812-9933
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